Sep 28, 2011

■ドラゴンフライエフェクトという言葉は、熱心に目標を追い求めることで、自分の力以上に社会に大きな影響を与えている人々の、とんぼのような優雅さや効率の良さにちなんでいる。

■ドラゴンフライ効果は四つの羽に依存する
・焦点(Focus) 具体的かつ計測可能なひとつの目標に的を絞る。
・注目(Grab Attention) 相手の目に留まるよう工夫する。
・魅了(Engage) 個人的なつながりを築けるよう、高い次元の感情に訴える。
・行動(Take Action) 相手が行動を起こせるよう必要な支援をする。

■ドナー登録を推進したチーム・サミールに学ぶブログの活用
・助けようとしている人物にブログを書いてもらおう
・本人らしさを出そう
・ブログで意見を述べ、行動を求めよう

■とてつもないことに挑戦し、大きな流れを生み出すためには
・焦点を定める。
・体験談を語る
・まずは行動し、あとから考える
・協力の計画を立てる
・協力者に力を与え、率先して運動をひろめてもらう
・成果を把握する
・試行錯誤を重ねる
・協力を期待するのではなく、要求する

■焦点を絞るための五つのデザイン原則
・人間的:大切なのはまず相手を知ること
・実行可能:短期的な小目標を設ける
・検証可能:行動の指針にするための基準を決める
・明確:目標を明確にする
・幸福:相手にとっても意義の感じられる目標を掲げる

■オバマの勝因は「ソーシャルネットや、電子メールや、携帯のショートメッセージや、動画のネット配信などを駆使して、一般の人々を選挙ボランティアや、献金者や、支持者に変えた」ことにあった(エデルマン・リサーチ社のアナリスト)

■注意を引くための四つのデザイン原則
・私的さ:相手に私的な関心を抱いてもらおう
・意外性:相手の好奇心を刺激することで気を引こう
・視覚:語らずに、見せよう
・感覚:感覚に訴えられるようにキャンペーンをデザインしよう

■相手を魅了するための四つのデザイン原則
・ストーリーを語る:言葉が少ないほどストーリーの効果は強まる
・共感する:相手のことを深く知ろう
・信頼を得る:情熱には伝染性がある
・適切なメディアを使う:どんなメディアを、どんなときに使うかを考えよう

■人々に行動を起こさせるための四つのデザイン原則
・簡単に:協力者が簡単に行動を起こせるようにしよう
・楽しく:相手を子供時代の気持ちに引き戻せるかどうかがポイントだ
・相手に合わせる:自分なら他の人よりも大きな貢献ができると思える活動があるか
・オープンに:誰もが自由に行動できるようにすること

■本書で紹介した人たちは、わたしやみなさんと同じ一般の人々---目標や、熱意や、願望を持った個人、あるいは他人の協力を必要としている個人---だ。
 目標を持ち、適切なチャネルから伝えれば、誰にでも大きな変化を起こせることが、本書の事例からわかっていただけると思う。

■ソーシャルテクノロジーの負の側面
 社会に貢献しようとすると、消費者や従業員からの期待が高まり、そのぶんだけ批判を受けやすくなる。しかもインターネットでその批判が口にされれば、その声は世界中に響きわたる。

■もうひとつの短所は、実際は何もしていないのに、しているような気になるところだ。ソーシャルメディアを使って、相手に自分の活動を知ってもらうだけでは、まだ目標の半分しか達成していない。
 実際に相手に行動を起こさせて初めて、最終的な目標を達成できる。

■(著者の)夫妻の子どもたちもドラゴンフライ方式を実践していることは本書でも少々触れられているが、その後クーパーが誕生日にもらったプレゼントを自ら全て返品し、換金したうえで、東日本大震災の復興基金に寄付してしまったときには驚いた。
 ついこの間までオモチャの中で遊ぶのが何より好きだった「普通の」小学生が、一年もしない間によくこれだけ変わったものだ。
 寄付の理由を問われたクーパーが「日本の困っている人たちを助けたいと思った。日本には僕の大切な人も住んでいるから」と答えたと聞いたときには、思わず泣けてしまった(監修者あとがき)

■ジェニファーが原書を執筆していたとき、わたしは彼女から「ドラゴンフライ的なこと」を実践し、成果を上げている日本の企業や非営利団体を紹介し てほしいと頼まれた。いろいろと調べて複数候補を挙げてみたものの、日本の事例として最終的に掲載されたのは、クックパッドとTable for Twoのみだった。

「ドラゴンフライエフェクト」を読むと、震災後に日本のソーシャルメディア上で発生した善意のつながりが、決して偶然ではなかったことが実感できるはず。 - tokuriki.com (via nakano)
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